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夕暮れの時間
お日様が最高に朱色に染まる時間
こっそりとそのバスは現れます
朱色のすこし光沢のないボディに
生成り色で【図書館バス】と書いてあり
一見すると車型のポストのよう
朱色図書館バスはもちろん
朱い本しか取り扱いません
内容は全て違うのですが、色は朱いものと
規定で決まっております
【朱い木の実は誰の物】
一番人気の推理小説 オススメです
南天の実が描かれている
シンプルな表紙が目印
周辺が朱く染まるラストシーンの描写が
とても美しい本なので、是非一度
読んでみてください
それから
【曼珠沙華】
葉と花の悲恋の悲しいお話ですが
目が冴えるほどの曼珠沙華の朱に
心を奪われると
とても好評を頂いております
【夕暮れ料理教室】
朱いお野菜を使った簡単メニューが
皆様に重宝すると評判です
そしてついに
【林檎の泪】
林檎の悲しみは籠の中
という、有名なフレーズを産み出した
大人気ベストセラーも入荷致しました
青に浸蝕される時間には
バスは帰ってしまうので
心がゆるんだ夕方に
少し小走りで
土手の辺りを探してみると
出会える朱色図書館バス
どうぞ見かけた際には
是非お立ち寄り下さいませ |
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